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整形外科Q&A


 

外反母趾です


48歳の女性です。
20代から両足の親指の変形が始まりました。
最近は歩行時に痛くて、困っています。
市販の矯正装具などを着けたこともありますが、効果はみられません。
どうしたらよいのでしょうか。
 

 装具の装着や足趾の運動をしましょう

外反母趾とは、足の親指が外側に曲がってしまう変形のことです。

女性に多く、先天的なものもありますが、
足に合わない靴の装用や、足の筋力低下が原因となる場合が多くみられます。

最近では10代の女の子にもよく見られるようになり、
靴以外の様々な要因が原因として考えられています。

変形の進行とともに、親指の付け根の内側が硬く突出してきたり
(バニオンと呼びます)、足の裏にタコができたりして、
痛みの原因となります。

さらに進行すると、親指が人差し指の下にもぐりこむまでになって、
歩行に障害をきたす場合もあります。

変形や痛みが強く、日常生活にも支障をきたすような場合には、
手術が行われることもあります。

これは、変形した骨を一旦切って、角度を矯正して再接合し、
同時に足の中の筋肉や腱のバランスを調整するという難易度の高い手術です。

したがってまずは、普段履いている靴に気をつけることから始めましょう。

つま先に余裕のあるもので、ヒールの高い靴は避けるべきです。
足の自然なアーチを保つよう、インソールの利用も有効です。
靴は夕方選ぶようにして(朝よりも足のサイズがおおきくなるため)、
実際履いて歩いてみることが大切です。

装具の装着も進行の予防にはある程度有効で、
これには歩行時に装着するもの、夜間就眠時に装着するものなど
様々な種類がありますから、整形外科の先生に相談してみると良いでしょう。

足の筋力を増強し、足本来のアーチを保つよう足趾の運動をするのも重要です。

足の指で床に敷いたタオルを手繰り寄せるような運動や、
じゃんけん体操などあって、毎日根気よく続けることが大事です。





医療法人翔悠会 立本整形外科いたみのクリニック
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