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整形外科Q&A


 

膝が痛くて困っています


65歳、男性です。
数年前から、膝が痛むようになりました。
歩行時にも痛いのですが、特に立ったり座ったりする時や、
階段を下りる時などに痛みを感じます。
最近は正座をするのが困難です。
どのようにしたら治るのでしょうか。
 

 変形性膝関節症の治療

この方の膝の痛みは、変形性膝関節症と呼ばれ、
中高年になって膝が痛む病気の中で最も多いものです。

これは、膝の関節軟骨や半月板という膝のクッションが
加齢に伴い磨り減ってしまい、膝の骨の変形を来たす
ものです。

多くの場合、膝の内側の変性がより進行するためO脚変形(がに股)を生じ、
進行して慢性的な関節炎の状態になると、
関節水種(膝に水がたまる)を来たすようになります。

初期には、立ったり座ったりする時、
或いは歩行開始時など動作開始の際の膝内側の痛みが特徴的です。

また、進行すると歩行時の痛みも強くなり、
変形の進行とともに膝が十分伸びなくなったり、
正座が困難になる場合が多く見られます。

治療は、痛みを和らげるための薬物療法や、
温熱療法などのリハビリテーション、或いは関節内注射が行われます。
膝のサポーターや装具なども有効です。

最近注目されているのが、半導体レーザーによる治療です。
このレーザー光の照射による作用には、
血行を促進する作用・傷の治癒を早める作用・痛みを和らげる作用などがあり、
体には全く害がなく短時間で効果が得られるため、
その有効性が大変注目されています。
照射は一回5分から10分で、照射中に痛みや熱さを感じることはありません。

また、膝に負担をかけないよう、長時間の歩行や正座を避けること、
体重のコントロールや膝周囲の筋力増強トレーニングを行うことも大変重要です。

ただ間違った方法で膝を痛めることのないように、
専門医と相談しながら行うことが安全です。





医療法人翔悠会 立本整形外科いたみのクリニック
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