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整形外科Q&A


 

骨粗鬆症でしょうか


65歳、女性です。
約半年前から、背中や腰が痛く、長時間の歩行が困難です。
台所で長く立って炊事をするのもつらく、
最近は寝ていても寝返りで背中や腰に響きます。
歳をとればしょうがないこととも思っていますが、
痛みが強く困っています。どのようにしたらよいでしょうか。
 

 骨粗鬆症の診断と治療

昔は歳をとったら背中や腰が曲がったり、
痛むのは仕方のないことだと思われていました。

しかし最近では、これが骨粗鬆症によるもので、
ある程度治療や予防が可能であることが分かってきました。

では、この骨粗鬆症とは具体的にどのような症状となって現れるのでしょうか。

一般的にはこの方のように背中や腰が痛くなったり、
丸くなって背丈が縮んだりしてきます。

しかし一番問題となるのは、
骨がもろくなっているために、ちょっとしたことで骨折しやすいことです。

しかも治るのに時間がかかるため、
寝込んでしまって「寝たきり老人」になってしまう心配があることです。

現在、お年寄りの寝たきりの原因は、
脳卒中についで第2位がこの骨粗鬆症による骨折
で、
大変大きな問題となっています。

骨粗鬆症は高齢者、しかも女性に多く、
65歳以上の女性では約半数の方が骨粗鬆症であるといわれています。

予防には適度な運動や、日光浴、カルシウムの多い食事などが大切で、
転倒しないよう歩き方や杖の使用、部屋の中の整理など細かな注意も必要です。

また骨の量を増やすための薬や注射もあって、
これらの薬を使うことである程度骨折の確率を減らせることが分かってきました。

一度骨の量を測る検査を受けることをお勧めします。
簡単な検査で、特に苦痛はありません。

また、薬を処方されたときは、医師の指示に従って正しく飲んでください。
すぐに効果は現れませんが、根気強く治療を続けることが大切です。





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